ひょうご被害者支援センターは犯罪・犯罪に類する行為などで被害に遭われた方、そのご家族やご遺族に対して支援を行っています。

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ニュースレター

Vol.15 発刊日 2011年2月

●「犯罪被害者週間」国民のつどい兵庫大会を終えて

兵庫県企画県民部県民文化局地域安全課長 高坂 一生

由緒ある会場
11月27日土曜日はうららかな日和に恵まれました。
会場の兵庫県公館は、日露戦争の直前に県本庁舎として落成したフランス・ルネサンス様式の建物です。戦災を乗り越え、昭和60年4月に、迎賓館と県政資料館の機能を併せ持つ兵庫県公館として整備された由緒ある建物に、多くの参加者をお迎えして「犯罪被害者週間」国民のつどいを開くことができたことをうれしく思います。

犯罪被害者等に対する法整備
米国では1984年に犯罪被害者法が制定され、民間団体による各種支援の輪が広がっており、英国やドイツ等でも被害者支援が積極的になされていると聞きます。
我が国では、平成16年12月、「犯罪被害者等基本法」が制定され、犯罪被害者及びその家族、遺族に対し被害を回復し、又は軽減し、再び平穏な生活を営むことができるよう支援するための包括的な法的基礎が固められました。
本県においても、平成18年3月「地域安全まちづくり条例」を制定し、この中で、犯罪被害者等に対して、支援団体と協働して情報の提供、相談の実施その他の犯罪被害者等に対する支援に努めるものと定めています。

犯罪被害者等に対する県の具体的支援制度
法の条文を具体化するため、警察本部において様々な施策が行われていますが、知事部局においても被害者支援にかかわる各種の制度を用意しています。
相談窓口に関しては、児童虐待に対する「24時間ホットライン」、県立女性家庭センターにおけるDV相談、夜間の時間帯に自殺を考える人やその家族からの相談を受ける「兵庫県いのちと心のサポートダイヤル」など専門的な窓口があります。
居住に関しては、県営住宅の一時入居や優先入居制度、虐待されている児童の「一時保護」、「DV被害者の一時保護」、民間団体の行っているDV被害者を一時緊急保護するシェルターに対して「民間シェルター支援事業」等があります。
資金援助に関しては、障害者や高齢者等に対する「生活福祉資金貸付制度」、私立高校の生徒に対する授業料軽減補助や入学資金貸付制度などが活用いただけます。

ひょうご被害者支援センターとの連携
犯罪被害者の微妙な心情や状況を把握し、過去の経験ノウハウを踏まえて的確な対応ができる専門的組織は、「ひょうご被害者支援センター」です。当課が設置された平成16年度から一環して同センターとの活動連携を図っており、同センターの活動を支援するとともに、各種イベントに同センターの参加をお願いするなど、その存在のPRにも努めています。
犯罪被害に悩む方々が、一人でも多く同センターを活用していただけることを願ってやみません。

犯罪被害者の悲痛な気持ちに時効なし
つどいの当日は、行事の最中にイスを追加で並べたほか、250部準備した資料封筒が途中で切れてしまい、一部の方にお渡しできなくなるなど、参加者の方々にご迷惑をおかけすることとなりました。お詫び申し上げる次第です。
基調講演では、伊藤裕美さんの抑制の効いた語り□が、より一層被害者家族の苦しみを伝えて、思わず目頭が熱くなってしまいました。
パネルディスカッションでは、羽下教授のコーディネートの下、曽我部さん、中川さん、小野さんがそれぞれのお立場からお話をされ、我々も深く考えさせられました。
これらの講演等を通じて、犯罪被害者やそのご家族の悲痛な気持ちがどのようなものか、そして被害者への支援がいかに必要かということが、ご参加いただいた多くの方々の胸に強く、そして深く刻まれたものと思います。

より一層の犯罪被害者支援を目指して
昨年の開催決定から当日に至るまでの、内閣府をはじめ、関係者の努力をこのつどいに結晶させることができました。犯罪被害者支援への主催者の思いを、ご参加の全ての方々にご理解いただけたことを心から祈っています。
今回のつどいのご参加者をはじめ、広く県民の方々のご理解を得て、数多くの関係者の方々と手を携え犯罪被害者支援に力を尽くして参りますので、よろしくお願いいたします。

 

●平成22年度「犯罪被害者週間」国民のつどい 兵庫大会開催

平成22年11月27日(土)13時30分、兵庫県公館大会議室にて、平成22年度「犯罪被害者週間」国民のつどい兵庫大会が開催されました。
当日会場は満席で、椅子が足りないくらいたくさんの方が参加して下さいました。手記の朗読、基調講演、パネルディスカッションともに、犯罪被害者の声を充分に聴いていただけたと思います。皆様のご協力のもと、充実したつどいになりましたことを感謝申し上げます。
最後は警察音楽隊のミニコンサートで、会場全体が癒された雰囲気になりました。参加者それぞれがいろいろな想いを抱きながら帰途につかれたことと思います。

 

●基調講演

伊藤 裕美氏

伊藤 裕美氏 事件概要
「2001年12月14日に強盗殺人事件で兄を亡くす。兄は深夜、恋人の車から男が鞄を盗むのを目撃、逃走を阻止しようと犯人の車の前に立ち塞がった。しかし、犯人はそのまま車を発進させ、ブレーキを踏むことなく兄をひき殺して逃走。一年半後、犯人は逮捕され、2005年4月26日最高裁で無期懲役が確定した。」

 

事件直後、私が周囲の人からかけられた言葉は、次のようなものでした。「ご両親は大変だから、あなたが頑張って、ご両親を支えてあげるんだよ」「ご両親はかわいそうだ」「お兄さんの分まであなたがしっかり生きなくては」最初は、その言葉を素直に受け入れました。でも、あとで「頑張れって言われても、これ以上何をどう頑張ればいいのだろう」「私も遺族のはずなのに、どうして私だけが頑張らなければならないのだろう」「きょうだいを亡くした悲しさは、子どもを亡くした悲しさよりも軽いのだろうか」そんなふうに反発を感じて、ひどく落ち込む結果になりました。

周囲の人々から「ご両親は大変だから、あなたが頑張って、ご両親を支えてあげるんだよ」と言われ、それを実行しなくては、という思いもありました。ただ、そんな日が続くうち、兄が死んだのに、自分が必要とされることを喜んでいるような気持ちに気が付いて、落ち込むようになりました。

事件から3ヶ月ほど経った頃、私は両親の悲しむ姿を見ているうちに、兄に代わって私が死んだ方が良かったのではないかと考えるようになりました。母が朝食を作るとき、無意識のうちに目玉焼きを4つ作ること。父が兄からプレゼントされた財布をなでていること。声を殺して泣いているのが聞こえること。そういう状況を感じると、しんと胸の奥が冷たくなり、自分が生きていることに罪悪感を感じました。生きていることがひどく苦しかったのです。何か楽しいことがあったら、後で自己嫌悪でのたうちまわりました。兄が死んだというのに笑って生きている自分がとてもひどい生き物のように思えたのです。

苦しんでいる両親を支えたいと思い、事件の前のような家に戻したいと願って、ある日私は両親を旅行に誘いました。けれど、両親は今はそんな気分にはなれないと言いました。では、兄の代わりになろうと思って、兄の役割を引き受けようとしました。でも「お兄ちゃんみたいにアンタも死んでしまうような気がするからやめて」と言われました。兄の命を背負って、自分がどこへ向かって生きていけばいいのかもわからないまま、時間だけが過ぎていきました。

きょうだいを亡くした人は、両親を支えてあげなければならない、悲しませてはならないと思う一方で、この苦しみから逃れたい、事件なんてなかったことにしたいと、二つの感情の間で板ばさみになります。誰かのために自分の感情を押し殺して、全く関係のないところで爆発させてしまったり、逆にきょうだいの死について一切拒否するようになったりします。自分の感情と向き合いながら、周囲との折り合いをつけていく。そのバランスがとても難しいのだと思います。

もし誰かが辛くて悲しい時、私ならどういう言葉をかけるのだろうかと、いつも考えます。そういうときは、自分がかけてもらって嬉しかった言葉を思い出します。「無理しないで」「泣きたいときには、思う存分泣いたらいいよ、嫌ならやめちゃえ」捌け口の無い気持に寄り添って、同じように感じて受け止めてもらう。それが一番ありがたいものです。頑張れとか支えてあげなさいとか、お兄さんの分まで、とか。そういう言葉は私には負担でした。

兄の死に意味があっただなんて言われたくはないですが、私は今後私が生きていく中で、兄の生と死に、意味を見出さなくてはならないと思っています。兄の死を言い訳にして現実から逃げるのではな<、ちゃんと前を向いて同じようにつらい気持ちを抱えている人に、手を差し伸べられたらと思います。

同じ悲しみを共有する人にしかできない支援があり、また、客観的で冷静な判断をもつ、同じ悲しみを持たない人にしかできない支援もあります。悲しみや苦痛に寄り添いながら、不幸の沼の底に共に落ち込んでい<ことのない支援です。

私たち家族は兄を失った後、さんざん泣きました。なぜでしょう?兄を失ったから、もちろんそれもあります。でも、それだけではないのです。兄の無念を思って、どんなにか生きたかっただろうかと思って、私たちは泣いたのです。兄はこの世界にもういません。死んでしまいました。殺されてしまいました。死んでから、兄は風や星や雪や花や、その他の美しいものになったかもしれません。でも、なにより兄は伊藤裕一というひとりの人間として、平凡な人生を続けたかったはずです。

兄のような被害に遭う人がひとりでも減るように、私たちのような遺族がひとりでも減るように、まじめに働く善良な市民が泣くことのない世の中を作るため、どうか皆様のお力をお貸しください。心よりお願いいたします。

 

●パネルディスカッション

パネリストは曽我部とし子氏(犯罪被害者遣族の会・自助グループ六甲友の会)中川勘太氏(弁護士/NPO法人ひょうご被害者支援センター理事)小野義昭氏(兵庫県警察本部警務部警務課被害者支援室長)の3氏、コーディネーターは羽下大信氏(甲南大学教授/ひょうご被害者支援センター副理事長)で、「被害者支援のこれから」というテーマでパネルディスカッションが行われました。
パネリストがそれぞれの立場からの話をされた後、コーディネーターより質問が出て、活発に意見が交わされました。

 

●パネリストの言葉(抜粋)

曽我部 とし子氏

私の長男雅生は、平成8年6月9日、白昼、市街地にて全く面識のない男に背後より刺されて亡くなりました。その年の12月「加害者は無罪、措置入院します。」とのみ検事より電話で連絡がありました。私が住んでおります明石市は被害者支援条例の制定に向けて前向きに取り組んでくださっています。明石市は歩道橋事故という悲しい経験をしている町です。その町の議会も、市の担当部署の方々も、犯罪被害者の私の気持ちをじっくり聞いて下さいました。感謝しております。被害者は、一番言いたいこと、聞いてほしいことほど口に出せません。それをすべて吐き出せたら、どんなにか、すっとする事でしょう。歩道橋の被害者のサポートをして来られた行政の方から聞いたことで、印象に残っているのは「被害者の方々に色々説明すると<わかりました>との返事が返ってくる。だから、理解してもらえていると思っていたら、わかっておられなかった。被害者の方々のしんどい状況に対する理解が足りなかったと反省した。」ということでした。被害者は気力も失せているかもしれませんが、「わからないところがわからない」のです。だから人から「わかりましたか?」と尋ねられると、とりあえず「わかりました。」と答えるのです。
今、広<行政の方々にお願いしたいことは、支援にはお金をかけずに知恵を出し合っていただきたいということです。何か支援のために建物を建てたとしても、その建物の立派さが居心地の良さではありません。個々の被害者が、何をどうしてほしいかということを見極め、その一人一人に対して、きめ細やかな支援が欲しいものです。最後に、県でも被害者支援の条例の制定をお願いします。例えば、明石市と神戸市西区では生活圏が同じです。道1本隔てているだけで支援の差が生じることのないよう、どこにいても同じ支援が受けられるように、被害者支援条例制定に向けてよろしくお願い申し上げます。

 

中川 勘太氏

今日は私が思う民間の支援団体のこれからの支援ということについてお話しさせていただきます。
仕事の性質上、事件、事故があった場合に被害者、ご遺族の方と接することはしばしばあります。ただ、弁護士は被害者支援が本業ではない。したがって支援する場合、どうしてもチームを組む必要がある。例えぱ、心のケアについてはカウンセラー、精神科医、臨床心理士、生活面の支援、公的な機関への同行等の日常の付き添い等についてはボランティアの支援、そして何よりも、被害者、ご遺族として、別の被害に遭われたご遺族の方を支援している、六甲友の会のような自助グループをご紹介する。そうしたチームといったものによって被害者の支援を可能にする。これが、弁護士が加わったひょうご被害者支援センター、あるいは全国にある民間の被害者支援団体の存在意義だろうと考えています。
昨年、当センターが公安委員会より「犯罪被害者等早期援助団体」という認定を受けました。早い段階で警察から情報の提供を受けて一定の支援をするという活動に踏み出しています。ただマンパワーを含めた資源がないのが現状です。今後、当センターとしては、生活支援等を含めた早期の段階での支援の必要性を認識して、それを可能にするような働きかけ、あるいは研修、実習を行い、少しでも多くのボランティアが支援できるようにする。これが、これからの被害者支援に必要なことではないかなと思います。

 

小野 義昭氏

警察が被害者支援で果たすべき役割には、大きく分けて3つあると思います。
1つは、事案の解明です。「回復のステップに上がる条件は真実を知ること」という声をいただくことが多く、適正な捜査による事案の解明が求められています。
2つ目は、被害直後の初期的な応急手当です。混乱されている被害者の方にいち早く適切な処置を施すとともに、二次被害を防ぐという重要な部分を担っています。
3つ目は、民間団体をはじめ関係機関の支援に適切につなげることです。これには、社会全体に被害者の実態を知っていただくための広報啓発活動も含まれると思います。
昨年「犯罪被害者等早期援助団体」に指定された「NPO法人ひょうご被害者支援センター」に、本年度から「相談」「直接支援」「研修」をお願いするという協働事業を開始しました。被害者支援に係る社会資源と被害者とのパイプ役も期待しています。
こうした新しい施策が進む中、制度を運用するのも人、支援に当たるのも人と考えれば、職員の心の持ちようが、更に大切になると思います。
あるご遺族から、「警察には、気持ちがしんどい時に、ちょっと休める止まり木のような存在でいて欲しい」と伺いました。信頼されるためには、何が求められているのかを、ご遺族の声などを通じて職員に周知したいと思います。まだまだ、警察が被害者の方々等に二次被害を与えることも多く、研修を通じて被害者やご遺族が置かれている立場や心情をよく理解する必要があります。
また、被害者やご遣族への説明も、言えないことを「捜査上の秘密」で終わらせず、なぜ言えないのかという理由を、分かり易く丁寧に説明する事が重要だと思います。「NPO法人ひょうご被害者支援センター」は、多忙を極められ人的にも非常に厳しいですが、身の丈に合ったところで頑張って、徐々に充実させるという方向で進まれています。将来的には、警察も協力させていただき、支援員の方々の育成と充実が図られることを期待しています。

 

●コーディネーターの言葉(抜粋)

羽下 大信氏

今日のテーマ「被害者支援のこれから」を考えますと、被害者の方たちは、事件そのものは生きている限りご自分の中で消えることは無い。被害者を生きるということが、どのようなことかというのは、伊藤さんの講演にありましたように、普通にしている限り人はどんどん孤立していく、ということだろうと思います。きょうだいでも夫婦でも、それぞれ感じる所や関わり方が違います。人とのつながりも違います。そんな中で、家族の中でもお互いが通じるという事がなかなか難しくなっていく。人が孤立化していくことは、その人自身の生きる力が奪われていくということを意味するようです。
この犯罪被害に関わる多種多様な方々、色々な多面的な関わりをされてる方々の存在は、こうした孤立化の方向ではなくて、人とつながっていき、遺族の方たちが自分自身から自分の中に力を引き出していくことに向けての支援をすること、というように考えています。今日のパネルディスカッションで、それぞれに活動をされている3人のお話を聞いて、次なるステップに向けたヒントをいただいたように思います。

 

【topics】
定期総会・キャンペーン

6月13日(日)兵庫県民会館にて、平成22年度総会が開催されました。21年度の事業報告、会計報告、22年度の事業計画、予算などが審議され、承認されました。
総会後、三ノ宮センター街1・2丁目商店街振興組合のご協力を得て、三ノ宮センター街にて、県警被害者支援室とともに、チラシとティッシュを配り、被害者支援の啓発活動を行いました。県警マスコットのこうへいくん、まもりちゃんも登場して、たくさんの方々に、チラシなどを貰っていただくことができました。

 

【topics】
電話相談員9期生活動開始

22年の1月から3月にかけて行われた養成講座の受講者の中から、9期生として、9人の方が電話相談員の認定を受け、活動を開始しました。研修期間をへて、8月からは電話相談を受けています。

相談員の声:
実際に電話を受けてみて必要とされることを感じ、責任の重さを痛感しました。
もっと勉強しないといけないと思いました。

 

【topics】
センター関係者が各地で講演

4月22日 伊丹市少年指導員 曽我部とし子氏
4月30日 神戸学院大学 曽我部とし子氏
5月17日 たつの人権擁護委員協議会 高松由美子氏
7月27日 高砂市役所 伊藤順子氏
8月2日 明石市立野々池中学校教職員研修 高松由美子氏
8月20日 警察学校 伊藤順子氏
9月17日 相生市民生児童委員 曽我部とし子氏
10月20日 松陰女子学院大学 伊藤順子氏
10月27日 被害者連絡協議会 高松由美子氏
11月8日 神戸西署 曽我部とし子氏
11月18日 姫路安全安心大会 伊藤順子氏
11月24日 姫路署 曽我部とし子氏
11月26日 生田署 高橋幸夫氏(おかやま犯罪被害者サポートファミリーズ)
11月29日 垂水署 高松由美子氏
12月6日 葺合署 高橋幸夫氏(おかやま犯罪被害者サポートファミリーズ)
12月7日 伊丹署 市原千代子氏(おかやま犯罪被害者サポートファミリーズ)
12月18日 稲見町人権啓発講座 伊藤順子氏

 

【topics】
命の授業・デジタル紙芝居完成

県警被害者支援室と連携して1月から始まった命の授業は、12月の段階で、5000人余りの方々に聞いていただきました。ご遺族や臨床心理士、精神科医、劇団チームSIEN結が、中学校やPTAの集まりなどに行かせていただきました。また、新しくデジタル紙芝居がこの秋に完成し、12月から上映を始めています。各学校では、子どもたちからも、ご遺族へ感謝の言葉が伝えられます。また、ご遺族の話を聞いた生徒や保護者が一行詩を作り、それを書道の先生が色紙に清書され、話されたご遺族に贈るといった交流も生まれています。

 

22年4月~23年1月 命の授業実施校
6月19日明石市立明石幼稚園(保護者)
6月29日 明石市立人丸幼稚園(保護者)
7月7日 三田市立藍中学校
7月13日 神戸市立夢野中学校
7月15日 夙川学院中学・高等学校
9月7日 宝塚市立小浜幼稚園(保護者)
10月8日 神戸大学附属明石中学校・附属中等教育学校明石校舎
11月22日 宝塚市安倉幼稚園(保護者・人権委員)
11月26日 神戸市立神戸生田中学校
11月26日 明石市立沢池小学校・沢池幼稚園(保護者)
11月30日 神戸市立湊川中学校
1月26日 神戸市立垂水東中学校

 

【topics】
全国被害者支援ネットワーク・近畿ブロック研修会

7月3日(土)~4日(日)に近畿ブロックの研修会がひょうご被害者支援センターの担当で行われました。今回は初級者向けの研修として、近畿の2府4県の支援センターから55人が集まり、2日間にわたって、被害者の支援や理解、法律、自助グループ、広報などを学びました。ワークも多く、色々な情報交換もできました。

 

【topics】
琴欧洲関からご寄付を頂きました

10月22日(金)市内のホテルで大関琴欧洲関の激励会が開かれました。この日、琴欧洲関は、神戸市中央区の生田神社で横綱昇進を願う祈祷式の後激励会に出席、生田神社の加藤宮司からの激励の言葉に続いてセンターの井関理事長に寄付が手渡されました。
大関琴欧洲関からは昨年もご寄付を頂いており、今年は二回目です。センターでは、昨年に続いての温かいご寄付に日々の支援の励みになると全員感謝しています。
理事長から「頑張ってください」と大関に激励し、大関からも「ちょっとでも役立てて欲しい」と工一ルを頂きました。和やかな雰囲気の中贈呈式は終了しました。

 

【topics】
支援自動販売機設置から1年が経ちました

一昨年の12月2日飲料水の売り上げの一部が被害者支援のために活用される自動販売機の1号機が神戸市西区の建材販売会社「KENSOWAKAコーポレーション」の阿部社長のご好意で設置されました。
1年が経過し阿部社長からうれしい報告がありました。
○毎日、事務所の前をウォーキングされる60代の女性が、自販機のメッセージを読んでから必ず購入されるようになった。
○支援自販機の近くにワンコイン自販機が設置されている。付近で工事中の人たちが、休憩時間にワンコイン自販機で飲料水を購入していたが、1人がメッセージを読んでから、工事の人達が支援自販機から購入してくれるようになった。
○初めて、購入する人は、必ずメッセージを読んでいる。
とのことでした。
センター一同 自販機の力強い応援を頂き、心強く感謝の気持ちで一杯です。

 

会員募集

ひょうご被害者支援センターの活動を支える仲間を募集しています。ご協力をお願い致します。
年会費 正会員 個人 5,000円
賛助会員 個人 一口 1,000円以上(何口でも可)
団体 一口 10,000円以上(何口でも可)
郵便振替(おもかげご希望の方もこちらの講座番号へ)
口座番号:00900-3-185412 
口座名義:特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター

 

私たちの活動は、 会費や寄付等で支えられています。
支援はすべて無料で行われますが、支援員の養成・ 研修・広報啓発活動・事務局の運営などに 経費を必要とします。
被害者の方が安心して相談できるための活動を理解し、ご支援・ご協力をお願い致します。

このニュースレターは共同募金配分金によって作られています。

 

発効日: 2011年2月
発行者: 特定非営利活動法人 ひょうご被害者支援センター
事務局: TEL078-362-7512
URL: http://supporthyogo.org

 

●編集後記●

昨年、11月27日、兵庫県公館で行われた「国民のつどい」には多くの方にお越し頂き、主催団体の一つとして大変うれしく感謝申し上げます。
当日、会場には犯罪や事故のご遺族がたくさんお見えになっていました。皆様、基調講演の伊藤裕美さんのお話にじっくり耳を傾けられ、涙を流しながら時間を共有されていたように見えました。
また、パネリストの皆様もよく理解して頂いたのではと思いました。
これからも、このようにいい「つどい」ができるように頑張りたいと思います。

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